凡例および参考文献
※凡例というよりも、ここでは、これから本論を執筆してゆくに当たっての決まりなどを個人的な覚え書きとして簡単に書いておく。また、サイト全体にわたって参考にした参考文献も明記する。詳細版はこちらを参照。
凡例
表記
<表記全般>
- 漢字表記等に関しては、共同通信社の『記者ハンドブック[第12版]』におおむね準拠しつつも、必要に応じて表外表記も用いる。
〈使用する聖書および聖書書巻名等の表記〉
- 聖書の書巻名は原則として口語訳聖書のものに準拠しながらも、必ずしも正式名称ではなく、「マタイによる福音書」を「マタイ福音書」「マタイ伝」などとする。また、引用文中や注記等での表記にはさらに短い略称を用いる〔→参照:「聖書書巻名(PDF)」〕。
- 聖書の引用は、口語訳聖書を主とし、必要に応じて新共同訳や新改訳その他の聖書を使用、口語訳以外はどの翻訳を使用したか明記する。なお文語訳に関しては、引用の際は、歴史的仮名遣いはそのままに、旧字体は新字体に改める。
- 聖書の引用箇所に当たる章節の表記は、原則として聖書書巻名の後に半角の空白を入れ、全角数字で章を示し、その後に全角のコロン(:)を付して半角数字で節を表記する。また、節が複数にわたる場合は最初の節と最後の節を半角のハイフン(‐)で結ぶ。なお、新共同訳等において節をまとめて翻訳している時に用いられるハイフン(‐)は原則アンド(&)を用いてこれを区別する。また、節の中途からの引用などで専門書等において行なわれている節数字の後のaやbの表記は用いない。
- 新共同訳と口語訳その他において聖書の章・節に異同のある場合(特に旧約)は新共同訳の章・節を用い、必要に応じて口語訳その他の章・節を付記する。
〈地名および人名等の表記〉
- 聖書中の人名・地名などは基本的に口語訳聖書において用いられている表記を使用するが、特に旧約聖書中のオリエントの王国名などは一般の歴史教科書等で使用されている表記を用いる。
- 聖書以外の人名・地名は、いたずらな原音主義をとらず、おおむね人口に膾炙している表記を採用する。ただし、引用文中などにおける表記は当然ながら原文を尊重し、翻訳書での著者名も翻訳者が採用した表記を踏襲する。
〈ルビその他のブラウザ依存および機種依存文字の表記〉
- ルビは、ルビの部分を()内に表記し、ルビとそのルビの範囲の文字列をイタリック体で表示する。
- 傍点は黒字のイタリック体で表示する。特に引用文中における傍点は、原著者によるものは黒字のイタリック体で、引用者よるものはイタリック体でない黒字のゴチックで表記する(なお、引用文中におけるゴチックのイタリック体は原著者による傍点をさらに引用者が強調したものとする)。
- 機種依存文字の丸数字やギリシャ数字は、引用文中などで用いられている場合でも他の表記に変える。
引用その他
〈引用〉
- 孫引きは極力避けるものの、已むを得ない場合は必ずその旨及び引用元の書誌情報等を注記する。ただし、邦訳のない外国文献からの引用(孫引き)の場合は原書等の引用元の書誌情報は特に示さない。
- 引用文その他で英語以外の原音が表記されている場合、無理して表記せず、また、読み手にとって煩雑と感じた場合は、たとえ英語でも省略する。
- 文中での引用はカギ括弧(「」)ではなく二重山括弧(《》)を用い、引用元の明記は基本的に引用文最後に示す。なお、カギ括弧(「」)で引用をする場合は必ずしも正確な引用でない場合に用いるが、その際も極力出典を明記する。
- 引用文中の引用者(筆者)による補足ないし注記は、角括弧([]等)を用いて挿入するか、別に注記する。また、引用文に対する原著者などによる注記等は原則として省略するが、必要な場合は同じくこれを角括弧([]等)にて引用文中に挿入(引用)するか、注記として別記の上これを“引用”する。
〈注記〉
- 註釈等はWEBページの可読性や加筆等の編集に配慮して各節ないし各段落の末尾にまとめてリンク付で示す。
- 註釈は後日の編集等にも配慮し、「補説」「補注」「脚注」に分割する。脚注は出典情報がメインで、それに対して補注はいわゆる説明的な注記等を行なう時に用いる。また、補説は必要に応じて最初ないし最後に配する。
参考文献
- 参考文献は、その章で言及したり引用した文献の全てではなく、その章を書き上げるに当たって特に利用し参考にしたものを挙げ、それ以外のものはそのつど本文中に注記の形で示す(※ただし、現在はサイト開設間もない段階でまとまった論考もない状態であるため、本文中に参考文献の項目は設けていない)。
- 参考文献における出版年は原則として初版の出版年月のみを表記し、必要に応じて新版等の出版年月等も記す。ただし、参考にした文献で旧版と新版を挙げた場合は原則として新版を利用したが、新版以外を利用した場合(両方用いた場合)はその版に*印を付す。
- 参考文献は当然ながら実際に目を通した文献に限って挙げるが、本文中の注記などにおいては必要に応じて未読ないし部分的に読んだだけの文献も挙げる。その場合は原則として注記中などにおいてその旨明記(例:未読、非通読など)する。
参考文献
聖書
■利用を予定している聖書(現在手許にあるもの)
- 日本聖書協会刊行の聖書
※以降、「協会訳」とした場合は上記の聖書、特に口語訳か新共同訳を指す。
- 日本聖書刊行会刊行の聖書
- 新改訳聖書(第2版、第3版、日本聖書刊行会)
- 新改訳聖書 注解・索引・チェーン式引照付(第3版、聖書刊行会刊行+いのちのことば社発売、1981年、2008年改訂新版3刷) ※本書は多少の注解等も付いているため別掲した。
- 岩波書店版(岩波委員会訳)聖書
※以降、「岩波書店版(訳)」ないし「岩波版(訳)」、あるいは「(岩波)委員会訳」と略記。
- 旧約聖書翻訳委員会訳 旧約聖書(四分冊版※)
- ※分冊版(15巻本)と区別するため、以下このように表現する
- 新約聖書翻訳委員会訳 新約聖書(合本版、以上、岩波書店刊)
- フランシスコ会聖書研究所訳注・聖書 原文校訂による口語訳
※以降、未所有の分冊版も含め「フランシスコ会訳」と略記。
- 聖書 原文校訂による口語訳(旧・新約聖書合本版、サンパウロ、2011年)
- 新約聖書(合本版、サンパウロ、1980年初版,1984年改訂初版)
- ※旧約聖書を利用するためにとりあえず両者を挙げたが、新約の旧合本版(1984年改訂版)に対して近刊の旧新約合本版では註釈の量がかなり少なくなっているため、新約の利用はすべて旧合本版を用いた。
- 新約聖書 共同訳・全注(講談社学術文庫、1981年)
- ※訳注利用のために挙げる。以降、単に「共同訳」と言った場合は本書を指す。
■今のところ使用を予定していないが、参考にするかも知れない手許にある聖書
- 山浦玄嗣訳 ガリラヤのイエシュー 日本語訳新約聖書四福音書(第2版、イー・ピックス出版、2012年)
- 平明(へいめい)訳 新約聖書(ウィリアム・ギャロット監修、松村あき子・飛田茂雄訳、角川文庫、1999年)
- リビングバイブル(新約聖書のみ、旧約未所有、いのちのことば社出版部)
- 福音書の世界(ミメップ編+フェデリコ・バルバロ訳、講談社、1976年)
- ※若干の解説を含む、バルバロ神父訳使用による四福音書の合併(調和)福音書。
注解およびキリスト教辞典類
■注解類
- 新共同訳・旧約聖書略解(日本基督教団出版局、2001年)
- 新共同訳・新約聖書略解(日本基督教団出版局、2000年)
- ※必要に応じて図書館所蔵の口語訳の旧約および新約聖書略解も利用予定。
- BIBLE navi 聖書新改訳 解説・適用付(第3版対応、いのちのことば社出版部、2011年、2012年再刷)
- 岩波書店訳新約(全8巻)および旧訳聖書(分冊版全15巻)巻末解説等
※図書館でコピーを取って利用。現在コピーを準備中。
■辞典類
- 新共同訳聖書 コンコルダンス 聖書語句索引(新教出版社、1997年)
- 新改訳聖書 ハンディー・コンコルダンス(第2版対応、日本聖書協会発行、いのちのことば社発売、1979年)
- 聖書思想事典[新版](X・レオン・デュフール編、三省堂、1999年)
- キリスト教神学基本用語集(J・ゴンザレス、教文館、2010年)
■PCソフト類
- J-ばいぶる 1set 2000(ライフソフトウェア発行+いのちのことば社発売)
- ※口語訳・新改訳(第2版)・新共同訳・英語新欽定訳(NKJV)・現代英語訳(TEV)各聖書所収。
- 聖書の達人(※購入予定)
その他一般の一般の辞典類
- 岩波小辞典・哲学(栗田賢三、古在由重編、岩波書店、1955年)
- 実存主義事典(松浪信三郎、飯島宗享編、東京堂出版、1964年)
- 現代哲学事典(山崎正一+市川浩編、講談社現代新書、1970年)
- 現代思想事典(清水幾太郎編、講談社現代新書、1964年)
- 宗教学事典(東京大学出版会、1973年)
- 新・佛教辞典〔増補〕(中村元監修、誠信書房、1965年6月、1980年3月増補版)
- ※他に『世界大百科事典』や『現代用語の基礎知識』、また、図書館などで適宜利用する予定の事典類(平凡社『哲学事典』など)や注解書等は省いた。国語辞典類や英和辞典等も同様。なお、学術論文を書いているわけではないので、百科事典や一般の用語事典類も活用する。ただし、Wikipediaは間違いも多いため、参考にはするものの出典としては基本的に利用しない。
参考文献
※ここでは、上記に挙げたもの以外で、本サイト全体の執筆において特に参考にしたものを挙げる。適宜改訂。(※ただし、かなり影響を受けている本でも、しばらく読み返しておらず、詳細な内容をあまり覚えていないものはあえて挙げていない。)
- エーリッヒ・フロムの著作
- 『自由からの逃走』(日高六郎訳、東京創元社、現代社会科学叢書、1951年、1965年新版)
- 『人間における自由』(谷口隆之助、早坂泰次郎訳、東京創元社、現代社会科学叢書、1955年、1972年改訳)
- 『精神分析と宗教』(谷口隆之助、早坂泰次郎訳、東京創元社、現代社会科学叢書、1953年、1971年改訂版)その他
- ※以上3冊を個人的に(フロムの)「自由三部作」と呼んでおり、この表記を今後も用いる。
- マックス・ウェーバーの著作
- 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(大塚久雄訳、岩波文庫、1989年改訳)他
- 早坂泰次郎『人間関係学序説』(川島書店、1991年4月)
- 谷口隆之助の著作
- 『聖書の人生論』(川島書店、1979年5月刊)その他